• ポーランド食器&愛犬とドイツ生活

ドイツで愛犬と生活するためには、日本とは異なったルールが沢山あるので、何か問題が起こる前に愛犬のためにも知っておいた方が安心して生活できますね。事前に知っておいた方がいいルールをいくつか紹介します。

犬のパスポート!?

 ヨーロッパには、ペットパスポートというものがあります。2004年から導入されたシステムで、以前は各国で予防接種手帳のようなものがありましたが、ヨーロッパで共通のフォーマットにすることで、ペットと伴にヨーロッパ内を旅行できるようになりました。これは犬だけでなく、猫やフェレットなどのペットにも用いられています。ペットパスポートには以下のような情報が記載されています。
1. 飼い主の情報(名前、住所、連絡先、サイン)
2. ペットの情報(名前、犬種、性別、生年月日、色)
3. 埋め込みチップの情報(犬の首の後ろあたりにIDチップが埋め込まれてます)
4. パスポートの発行機関の情報
5. 狂犬病などの予防接種の記録
普段、持ち歩く必要は無いですが、獣医さんに行くときや、国境を越えた旅行に行くときには必ず携帯しておいた方が安心です。(実際に、何度もドイツ国外に旅行に行ったことがありますが、一度も使ったことはないですが、、)
 ジニーの場合は、ポーランドで生まれた後に引き取ったのでポーランド語のペットパスポートを一緒に渡されました。(写真参照)日本から、連れてこられた場合は獣医さんに頼めば発行してくれます。発行手数料は獣医さんによって異なるようですが、およそ10~40ユーロの範囲だそうです。獣医さんの見つけ方は別のページで紹介してるのでご覧ください。

ドイツの犬税ってなに?

ドイツで犬を飼うためには、住んでいるところの市役所(Rathaus)に届け出が必要です。申請書は、市役所のホームページにも掲載されているケースが多く、見つけられなかった場合は獣医さんに聞けば教えてくれると思います。(参考に、ジニーを登録した時の用紙の画像を添付します。私はフランクフルト近郊のBad Homburgという街に住んでいるので、その街の市役所に提出しました。)
 しばらくすると、番号の付いたバッチが送られてきます。このバッチは毎年送られてきます。散歩などで外出する時も基本的には携帯しておいた方がいいので、リードなどにつけておきましょう。
 また、犬の住民登録をすると、市役所から犬税の請求書が送られてきます。犬税はかなり古く19世紀ごろからあるらしく、もともと貴族や富裕層がペットや狩猟を目的に犬を飼うことが多かったので、贅沢税として導入されたようです。これらの税金を使って、公園などにはペットの”落とし物”を捨てるゴミ箱など設置されています。
 気になる税金の額ですが、市によって異なります。また犬の大きさや危険度によっても大きく違います。さらに2頭目、3頭目とペットの数によって増額されます。ジニーの場合は、小型の犬種なので年間57ユーロ(2019年時点)ですが、大型で闘犬に分類されるピットブルなどは数百ユーロ請求される市や、最近では中型件以上の犬を飼うためにはライセンスを必要とする州が出てきているので事前に確認をしておいた方がいいです。