• ポーランド食器&愛犬とドイツ生活

先ずは、電動ろくろを使って原型の形を作っていきます。(電動ろくろはミニチュア用にお手軽なものも通販で売られていますが、私は充電式の電動ドライバーを使って手作りしてみました。気になる方は、下の動画をご覧ください。)

私は、加工が簡単なモデリング用粘土「Keramiplast」ドイツGlorex GmbH社製を使っています。電動ろくろでは細かな形の調整が難しいですが、ある程度形を作っておけば、2~3日完全に乾燥させた後にヤスリやペーパーで削りながら形を整えていくことが出来ます。

 原型の形が出来たら、同じ形のコピーを何個も作れるように石こうで型を作っていきます。原型の粘土は、乾燥していても水で濡れると形が崩れるので、ヤコの仕上げ材”Yu~”を塗って、110℃で約30分焼いてから使います。

 石こうはそれぞれのメーカーによって使い方が違いますが、だいたい石こう1kgに対して、0.7Lの水で薄めて使います。コツは、ダマにならない様に少しずつ、かつ素早く混ぜて流し込むまえに3~5分良く混ぜることです。あまり時間をかけすぎると混ぜている時に固まりだすので注意してください。

 量にもよりますが、石こうは約30分でほとんど固まります。私も良く失敗しますが、ちゃんと半分ずつになるように土台を作っておかないと、半分以上が石こうにはまってしまい取り出せなくなります。ペンで原型に半分の線を引いて、その線に沿って土台を作るようにしましょう。

また、反対側の石こうを作るときは、一個目の石こう型を2~3日良く乾燥させて、離型剤をしっかり塗ってから作りましょう。濡れた状態で焦って作ると、くっついて離れにくくなります。

石こう型を使ってコピーを作っていきます。それぞれの型にヤコのオーブン陶土を板状にしたものをはめていき、接合部分に水で溶いた粘土を接着剤の代わりに塗ります。その後、二つの型をくっ付けて約10分ほどすればしっかりとくっつきます。

型から外して、余分な粘土を取り除き形を整えます。2~3日乾燥させた後、ペーパーなどで表面を磨くとより綺麗に仕上がります。

乾燥させた後、160~180℃で約1時間オーブンで焼きます。

絵付けは、オーブンで焼く前にやってもいいですが、スタンプを使ってポーランド食器風に作るには、焼いた後の方が色を乗せやすいです。

後は、実際のポーランド食器を見ながら、色んな形のスタンプを作りながら絵付けを楽しんでください。

全ての工程を動画で紹介しているので、下のYouTubeも是非ご覧ください。


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